台湾檜 <ヒノキ科> ※伐採禁止 | |
●特徴/一般的に「タイヒ」と呼ばれ、日本の檜同様独特の芳香を持つ木材です。台湾檜は、台湾の木材中最も優良な木材であるが、現在台湾全域で伐採禁止となっています。類似種の「紅檜」と混同される事が多い。 ●性質/木理は通直で肌目は緻密で光沢があり、心材の耐久性はかなり高く日本の檜よりやや重硬で、脂分が多いが切削、加工は容易。 ●用途/日本の檜の代用品として広く使用されています。 ●原産地/台湾北部及び中部高地に分布。 ●木粉の味/すっぱい檜?。 ●木粉の匂い/ほのかに檜。 ●カット時の匂い/ |
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ダオ <ウルシ科> | |
●特徴/別名「ニューギニアウォルナット」と呼ばれますが、クルミ科の「ブラックウォルナット」とは何の関係もない木材です。 ●性質/やや軽軟で中程の硬さを持ち、木理は交錯しており肌目は粗い。 ●用途/家具材、キャビネット、化粧合板などに使用されています。 ●原産地/熱帯アジアから、ニューギニア地域。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/何か濃い匂い。 ●カット時の匂い/何かなつかしい、食べた事がある何らかの料理の匂い。 |
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鉄刀木 <マメ科> ※絶滅危惧種 原産国規制 | |
●特徴/タガヤサンとは、「紫檀、黒檀、鉄刀木」と昔から言われる唐木の代表格として広く知名度がある木材です。 ●性質/木肌は粗いが、磨くと美しい光沢を放つ。また、重硬で強度は高く粘りがあるが、乾燥に狂いやすく加工は困難な木材です。 ●用途/家具、指物、仏壇、床柱など装飾的な用途に使用されています。 ●原産地/タイ、インド、ミャンマーなど。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/何か濃い匂い。 ●カット時の匂い/チョコレート系の独特な感じ?。 |
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ダグラスファー <マツ科> | |
●特徴/日本では米松(ベイマツ)と呼ばれ、中でも古木の年輪幅が狭い大径木を「ピーラ」と呼びます。米松と呼ばれるが、松と同属ではなく栂椹(トガサワラ)の属に類します。 ●性質/軽軟(海岸地域産)なものと、重硬(山岳地産)なものがあります。 ●用途/建築材、建具材、集成材などに使用されています。 ●原産地/北米大陸の西部に広く分布。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/何か匂う。 ●カット時の匂い/ |
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椨 <クスノキ科> | |
●特徴/タブは、材の赤みが強いものを「アカタブ」、赤みが少ないものを「シロタブ」と呼んだりします。樹皮はタンニンを含み、黄褐色の染料に使用されます。 ●性質/やや軽軟で木理は交錯し、木肌は粗い。 ●用途/家具、器具材、床板などに使用されています。 ●原産地/本州南部から四国、九州、沖縄に自生し、朝鮮中南部や台湾、中国にも分布。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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タモ <モクセイ科> | |
●特徴/アオダモの「アオ」は樹皮を水に入れると青くなる事から来たものらしく、それは染料に使われたそうです。 ●性質/やや重硬で強靭、木理は通直で木肌は緻密。ねばりがあるので曲木にも適します。 ●用途/運動具材が有名で、他に器具材、機械材、建築材、家具材にも使用されています。 ●原産地/北海道、本州、四国、九州に自生し、南千島や朝鮮にも分布。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/何か匂う。 ●カット時の匂い/ |
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チェチェン <ウルシ科> | |
●特徴/別名「ホンジュラスウォルナット」とも呼ばれる木材です。 この木材は、あまり市場に出回る事がなかった為に、情報量が乏しいです。 ●性質/重硬で加工困難だが、磨くと光沢が出て仕上がりがよい。 ●用途/家具材、楽器材、建具材、また原産地では建築材料として使用されているそうです。 ●原産地/メキシコからジャマイカまでの、主に中米地域。 ●木粉の味/少し苦い感じだが、後味さわやか? ●木粉の匂い/何となく甘い感じ。 ●カット時の匂い/何となく美味しそう。 |
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チシャ <ムラサキ科> | |
●特徴/別名「エゴノキ」と呼ばれますが、葉の形が「カキノキ」に似ている事から、「カキノキダマシ」とも呼ばれています。 この樹の若葉は食用になり、レタスの味に似ているそうです。 ●性質/やや重硬だが加工は比較的容易。 ●用途/建築材、器具材、家具材などに使用されています。 ●原産地/本州、中国地方から四国、九州、また台湾や中国にも分布。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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チーク <クマツヅラ科> ※絶滅危惧種 | |
●特徴/世界三大銘木の一つ。現在は、伐採禁止になっている所が多く、輸入が大変厳しくなっています。 ●性質/通直で重硬だが加工は容易。乾燥は遅いが狂いが出にくく、耐久性に優れ虫害にも強い。 ●用途/家具、彫刻材、船舶材などに使用されています。 ●原産地/タイ、ビルマ、インドネシアなど。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/何となく油脂系の匂い。 |
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チャクテコック <マメ科> | |
●特徴/別名「レッドハート」と呼ばれる木材です。この木材は色むらが多く、蓄積量も少ない為廃材率が高いそうです。 ●性質/輝くような赤色、または桃色で、曲がりくねった暗色の線があり、木肌は精で均一、木理は通直だが交錯の箇所も多い。重硬だが加工性はよく磨けば強い光沢が出る。 ●用途/家具材、ろくろ細工、彫刻材などに使用されています。 ●原産地/中央アフリカ、メキシコ。 ●木粉の味/ほのかに苦い。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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チャケットビガ <マメ科> | |
●特徴/チャクテビガとも呼ばれる木材です。 ●性質/重硬で加工は困難、肌目は緻密で精で滑らか。 ●用途/装飾品などに使用されています。 ●原産地/メキシコなど。 ●木粉の味/爽やかな甘さ?。 ●木粉の匂い/何となく甘い。 ●カット時の匂い/無臭。 |
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チューリップウッド <マメ科> ※ワシントン条約規制対象(付属書II)2016年〜 | |
●特徴/フランス王朝の調度品や家具などに使用された極めて稀少価値が高く、ヨーロッパでは「木の宝石」とも呼ばれている木材です。アメリカ合衆国で「チューリップウッド」と呼ばれる「ユリノキ」と混同されますが全く別物です。小振りな木で稀少材の為、日本への入荷量はほとんどありません。 ●性質/やや重硬で加工困難。桃黄色地に赤紫や紅色の縞模様が特徴。 ●用途/調度品や家具などに使用されています。 ●原産地/ブラジル、南米大西洋沿岸など。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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チンチャン <マメ科> ※ワシントン条約規制対象(付属書II)2016年〜 | |
●特徴/別名「手違紫檀」と呼ばれる、ローズウッドの部類に入る木材です。 ●性質/重硬で木理は交錯し、加工は困難です。肌目はやや粗いが仕上がりは良好で、耐久性に優れる。 ●用途/家具、仏壇、楽器などに使用されています。 ●原産地/タイ、ミャンマーなど。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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栂 <マツ科> | |
●特徴/トガとは、日本では天然の状態でのみ生育し、尾根筋に「モミ」の大木と群生林を形成しています。 ●性質/針葉樹の内では重硬で木肌は粗い。乾燥は容易だが後に狂いやすく、割裂性は大きい。 ●用途/柱などの建築材、器具材などに使用されています。 ●原産地/本州南部から四国、九州を経て屋久島に至る。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/何か匂う。 ●カット時の匂い/ |
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土佐杉 <スギ科> | |
●特徴/別名「魚梁瀬杉」ヤナセ杉と呼ばれる木材です。学名の「クリプトメリア・ジャポニカ」とは、隠れた日本の財産と言う意味があります。 ●性質/樹脂分を多く含みやや重硬で加工が難しいと言われる事もあります。 ●用途/建築用材、包装用材、樽桶材、割箸など用途は広い。 ●原産地/高知県魚梁瀬地域。 ●木粉の味/かすかに脂っぽい。 ●木粉の匂い/ちょっと脂っぽい杉。 ●カット時の匂い/ |
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栃 <トチノキ科> | |
●特徴/トチノキと類似種のマロニエ(セイヨウトチノキ)は、パリの街路樹として有名です。 ●性質/木質はやや軽軟で木理はやや交錯し、木肌は緻密で表面の仕上がりは良好で、加工性はよいが乾燥が不十分だと狂いやすい。また、独特の光沢を持ち、縮み杢が顕れるものが多い。 ●用途/家具、建築材、茶道具や工芸材料として珍重される。 ●原産地/北海道から九州に自生し、特に東北地方や北海道南部に多く自生し、中国にも分布。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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泥柳 <ヤナギ科> | |
●特徴/ドロヤナギとは、別名「泥の木」や「白楊」とも呼ばれ、「ポプラ」と同属の木材です。 ●性質/軽軟で保存性は低く、切削などの加工性は良いが表面はケバ立ちが出やすい。 ●用途/箸、経木、パルプ材、箱材などに使用されています。 ●原産地/北海道及び本州中北部の寒地に自生し、樺太、千島、朝鮮、満州、シベリアにも分布。 ●木粉の味/無味。 ●木粉の匂い/無臭。 ●カット時の匂い/ |
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