木の話 ラ行
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ラオス杉   <スギ科>
特徴/やや杉に似た特有の芳香がある木材です。
性質/肌目は緻密で対朽性、保存性が高く、特に白蟻の害に強い。
用途/建築材、船舶材、彫刻材などに使用されております。
原産地/ラオス。
木粉の味/ちょっと苦い。               
木粉の匂い/何となく杉。
カット時の匂い/
リグナムバイタ   <ハマビシ科>  ※ワシントン条約規制対象
特徴/世界で一番重い木材として有名ですが、実物を見たり触れたりする事がないと言う点で珍しい木材です。
性質/極めて重硬で材面は緻密で均質。また、蝋の様な感触がある。加工は困難で金属加工機を使う場合がある。
用途/数珠、ステッキなど。かつてこの樹の樹液が万病に効くとされ、非常に高値で取引されていたそうです。
原産地/中米から南米北部。
木粉の味/何か味がある。               
木粉の匂い/ほのかに甘い。
カット時の匂い/
リンバ   <シクンシ科>
特徴/別名「コリーナ」とも呼ばれ、成木は樹高四十五メートル程の高さに成長する事でも知られる木材です。時に芯材が茶褐色の呈するものもあり、これを「ブラックリンバ」と呼びます。
性質/加工性に優れ、釘打ちなども容易。
用途/家具材、楽器材などに使用されています。
原産地/西アフリカから中央アフリカなど。
木粉の味/無味。               
木粉の匂い/ほのかに甘い。
カット時の匂い/
レッドウッド   <スギ科>  ※原産国規制
特徴/別名「セコイア」と呼ばれる樹高約百メートルになる世界最長の木です。
性質/軽軟で加工性に優れ、木理は通直で表面の仕上がりは良く材の保存性も高い。
用途/耐朽性が高い事を利用して住宅の外壁材、サッシ、橋など幅広く使用されていますが、現在は入手困難な木材となっています。
原産地/アメリカ西海岸、カリフォルニア、北太平洋岸の肥沃な土地にのみ自生。
木粉の味/無味。               
木粉の匂い/ほのかに甘い。
カット時の匂い/
レッドオーク   <ブナ科>
特徴/我が国の楢材が、これに類します。
性質/木理は通直であるが肌目は粗い。適度な堅さで加工も容易、スチームによる曲げ加工にも適している。耐久性は、樽材に使用される「ホワイトオーク」より劣ります。
用途/家具材、床材などに使用されています。
原産地/全米一帯で、主に中東部。
木粉の味/無味。               
木粉の匂い/無臭。
カット時の匂い/
レッドサンダー   <マメ科>  ※ワシントン条約規制対象
特徴/日本では「紅木」の名で知られる稀少な木材です。伐採に制限があります。
性質/最も重硬な部類に入り、磨くと美しい光沢を生じる。
用途/高級家具材、装飾材、楽器材、染料などに使用されています。
原産地/インド南東部、スリランカの限られた地域にのみ分布。
木粉の味/無味。               
木粉の匂い/無臭。
カット時の匂い/
レッドラワン   <フタバガキ科>  ※絶滅危惧種
特徴/別名「レッドフィリピンマホガニー」と呼ばれる木材です。稀少になった「キューバンマホガニー」や「ホンジュラスマホガニー」の代用材としても使用されています。
性質/ラワン類の中では重硬で、木理は交錯し肌目は粗い。
用途/家具材、合板材、建具、建築材などに使用されています。
原産地/主としてフィリピン。
木粉の味/塩っぽい。               
木粉の匂い/無臭。
カット時の匂い/
ローレル   <シクンシ科>
特徴/木材業界では「月桂樹」と呼ばれ、日本へは明治時代に渡来し記念樹などに植栽されている雌雄異株の木材です。「月桂冠」に使う月桂樹とは全く別種です。この樹の葉を乾燥させたものが「ローリエ」と呼ばれています。
性質/強靭で重硬、加工は容易だが交錯木理の場合は困難、表面仕上げは良好だが乾燥がやや困難。また、個体差が大きい。
用途/床柱などの建築材に使用されています。
原産地/地中海沿岸、インド及び、インドシナ一帯。
木粉の味/無味。               
木粉の匂い/無臭。
カット時の匂い/
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